米国の自動車大手、フォードモーターは8月4日、北米市場において、およそ83万台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、サイドドアの開閉機構の不具合が原因。フォードモーターによると、ドアが閉まらなくなったり、走行中にドアが開いたりする可能性があるという。
リコールされるのは、2012-2016年モデルの一部。2015年モデルのフォード『マスタング』や2012‐2015年モデルの『フォーカス』、2015年モデルのリンカーン『MKC』など、北米で販売された82万8053台がリコールに該当する。このうち、米国は76万6682台が対象。
フォードモーターは、対象車を保有する顧客に通知。販売店において、サイドドアの開閉機構を対策品と交換するリコール作業を行う。
なお、フォードモーターは、「この不具合に関連した事故が1件、負傷者が1名の報告を受けている」と説明している。