パスコは、人工衛星を活用した「農地利用状況調査支援サービス」を8月から提供開始した。
サービスは、人工衛星で撮影した調査年度の2時期の1.5m解像度の画像と農地地番図(農政機関から借用)を重ね合わせた調査用の基礎資料を、PDFファイルと現地調査用図面により提供する。調査用の基礎資料にはリモートセンシング技術を利用した、農作物を含む植物の強調表示(近赤外画像)の資料も提供する。これによって利用状況調査の効率向上を支援するもの。
4月~8月の間、日本全国を人工衛星で複数回撮影、撮影成果を保存しているため、8月からの調査開始時点の作付前の比較が容易にできる。作付け時期を考慮した2時期の人工衛星画像を用いて、作付前の状況と作付後の状況を比較して、農地利用マップを自動で作成する。
携帯性や保存性など、利便性を考慮し、PDFファイルを提供する。また、全域を任意の縮尺でレイアウトした管内図もPDFファイルで提供する。