クラリオンのフルデジタルヘッドホン『ZH700FF』を聴いてみた

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【話題の製品聴いてきた!】クラリオンがフルデジタルヘッドホン『ZH700FF』発表会レポート
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7月30日(土)に東京都中野区にある中野サンプラザにてルデジタルヘッドホン『ZH700FF』発表説明会が開催された。

車載用フルデジタルサウンド機器として新たなファン層を獲得しているデジタルサウンドシステムだが、今回はヘッドホンにフルデジタルサウンドシステムを搭載した製品となる。従来のヘッドホンで採用されている方式とは異なり、デジタル音源からドライバーユニットまでを完全デジタル伝送をする技術が用いられ、カーオーディオのフルデジタルサウンドは6つのボイスコイルだが、ヘッドホンでは4つ。共に設計者の最適解ということで、今までの最盛期とは一線を画す製品だ。

ヘッドホン再生機からヘッドホンまでの接続は『専用USB/OTGケーブル+専用USBケーブル/汎用丸形光ケーブル/3.5パイのステレオミニアナログケーブル』となっている。ヘッドホン自体に充電が必要で、充電時間は約4時間となり、電池持続時間はUSBで約6時間、オプティカルで約12時間、アナログで10時間と十分な容量を確保する。

『ZH700FF』では独自に開発されたフローティング・フラットドライバーが採用されて、振動板面全体をデジタル信号で高い駆動性を確保することに成功して、音の輪郭までも繊細に描くことが出来る豊かな表現力を実現した。

イヤーパッドは立体縫製で非常に質感の高い仕上がりで、心地よいフィット感と気密性を実現する。また、イヤーパッド前後の厚みに変化をつけて、振動板を適切な方向に傾けることで前方に理想的な音像定位させている。

そして実際の実力はどうなの?

珍しく固い話から始めてみたが、ここからはリアル体験記のスタートとなる。試聴に使用したポータブルプレイヤーはAstell & Kern、音源は全てハイレゾ音源でFLACファイルであった。

ヘッドホンを装着した瞬間に周りの音が一気に遮断される。耳への当たりも非常に良くフィット感抜群。そして無音状態から音楽が始まると鳥肌が立つぐらいのスピード感と解像度を持って展開される。

音の粒子が非常に細かく1粒ごと全てが高解像度で、カッチリとした音ではあるが、固いという表現は合わない。粒子の凝縮、細部まで的確に表現をしている印象だ。

ステージの広さや立体感も感じられ、音場表現や空気感までもリアルに表現していた。音楽を味わい尽くせるヘッドホン、そういう印象であった。

予定価格は14万円。ポタアンが不要と考えれば決して高い金額とは思わない実力を確実に持っている製品だ。

【話題の製品聴いてきた!】クラリオンがフルデジタルヘッドホン『ZH700FF』発表会レポート

《藤澤純一》

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