三菱自動車工業の益子修会長兼社長と山下光彦副社長(元日産自動車副社長)は8月2日、同社の本社で燃費不正に関する外部の特別調査委員会報告を受けて記者会見した。
席上、益子社長は、調査結果について「報告書で、"自動車開発に全社一丸となって取り組む姿勢が欠けていた"という指摘を受けたことを、自動車メーカーの経営者として深刻に受け止めている」と述べた。
そのうえで「社員、役員の全員がクルマづくりの原点に立ち返り、一体となって改革を実行していく」と強調した。
再発防止については、その推進のため、7月1日付で社内に設置された「事業構造改革室」の室長に山下副社長が就いている。益子社長は同室のリードによって「防止策を着実に実行したい」と表明した。