三菱自動車の益子修会長兼社長は8月2日、燃費不正問題に関する特別調査委員会報告書の指摘と今後の対応についてコメントを発表した。
益子会長は、特別調査委員会の「自動車開発に対する理念の共有がなされず、全社一体となって取り組む姿勢が欠けていた」との厳しい指摘について、自動車メーカーの経営者として深刻に受け止めているとコメント。長年にわたり、ヒト・モノ・カネ全てのリソース不足に開発現場が苦しんでいたとの指摘には、歴代の経営陣が現場の生の声にもっと向き合う努力をすべきだったと、反省の弁を述べた。
益子会長は今後について、社員、役員の全員がクルマづくりの原点に立ち返り、目指すべき理念についてしっかりと議論し、一体となって改革を実行していくと、決意を語っている。