「想定以上の申し込み」で対象台数上乗せ...二輪車ETC購入助成

モーターサイクル 企業動向
28日に発売された『JRM-21』(日本無線)
  • 28日に発売された『JRM-21』(日本無線)
  • 二輪車史上初のETC2.0対応となった『MSC-BE700』(ミツバサンコーワ)

東、中、西の高速道路3社は29日14時、キャンペーンの申込が助成対象予定台数5万台を超えたことを明らかにした。

台数に達した時点で当初は打ち切る予定だったが、ユーザー、取付店や二輪車関係団体などからの強い要望を受けて追加延長する。

「想定以上の申込みを頂き、8月末までの申込分については受付する」と、3社合同で発表した。

最終的な助成台数は7万5000台~8万台に上ると見込まれている。

二輪車ETC車載器は1日にミツバサンコーワ、28日に日本無線のETC2.0対応車載器が、相次いで発売された。従来のETCより高価格に設定されているが、将来性が期待される。石井啓一国土交通相は同日の会見で「ETC2.0か現行かはユーザーの選択」と前置きした上で「ETC2.0は自動料金収受機能に加えて、広域な渋滞情報など大量の情報の提供や、経路情報を提供できる新たな仕組み」と、話した。

ただ「引き続きETC2.0の普及に努めていきたいと思っているが、一方で従来のETCは約5000万台で普及している。従来のETC利用者にも十分配慮しながら移行を図る」と、慎重な姿勢も示した。

ETC2.0は、大型特殊車両など事業貨物分野では特性を生かした活用方法が支持され普及が広がっている。乗用車や二輪車などでもETC2.0独自の割引制度など具体策が待たれている。

《中島みなみ》

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