米国のEVメーカー、テスラモーターズの市販第一号車、テスラ『ロードスター』。同車の顧客に対して、米国で大幅なアップグレードプログラムが用意された。
今回のアップグレードプログラムでは、バッテリー(二次電池)の容量アップが注目できる。蓄電容量は、オリジナルバッテリーに対して、およそ40%も増やされる。
これにより、1回の充電での最大航続可能距離が延長。テスラモーターズによると、航続可能距離は35%以上伸びるという。
また、大容量化にもかかわらず、テスラモーターズは、「バッテリーの重量増はわずか」とコメント。
ただし、このアップグレードプログラム、価格は工賃と輸送費込みで2万9000ドル(約300万円)と高価。テスラモーターズは、「このバッテリーの1kWhあたりのコストが『モデルS』より高い理由は、少量生産で、ほぼハンドメイドのため」と説明している。