ドイツの高級車、メルセデスベンツ傘下のスマートの新型『フォーツー』のオープン版、『フォーツー カブリオ』。同車の米国価格が公表され、米国市場で最安のオープンカーとなった。
新型フォーツーは2014年10月、パリモーターショー14で初公開。新型は、メルセデスベンツを擁するダイムラーと、ルノーの提携の成果を生かして開発。車台は2014年3月、ジュネーブモーターショー14で発表された新型ルノー『トゥインゴ』と共用する。駆動方式は、歴代フォーツーのRRレイアウトを継承。
リアに置かれるエンジンは、新型トゥインゴと共通で、2種類の直列3気筒ガソリンエンジン。自然吸気版は、排気量999ccで、最大出力71hp、最大トルク9.3kgmを発生する。ターボ版はさらに排気量が小さい898ccで、最大出力90hp、最大トルク13.8kgmを引き出す。
新型フォーツーは当初、クーペボディのみ。その後、オープン版の「カブリオ」を追加した。新型は電動キャンバストップを装備し、爽快なオープン走行を実現する。
今回、スマートは、新型フォーツー カブリオの米国価格を発表。ベース価格を1万8900ドル(約194万円)に設定した。米国では、2万ドル(約205万円)以下のオープンカーは存在しない。スマートは、「新型フォーツー カブリオが、米国市場で最も安いオープンカー」とコメントしている。