米国VW、ハイブリッドの販売を終了へ

エコカー ハイブリッド
フォルクスワーゲン・ジェッタ・ハイブリッド
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フォルクスワーゲンの米国主力車種、『ジェッタ』。同車のハイブリッドが、米国市場のラインナップから消滅することが分かった。

これは6月24日、フォルクスワーゲンの米国法人、フォルクスワーゲンオブアメリカが明らかにしたもの。2017年モデルの発表に合わせて、「2017年モデルから、ジェッタにハイブリッドは設定しない」と発表している。

『ジェッタ ハイブリッド』は2012年1月、米国デトロイトモーターショー12で初公開した。大型SUVの『トゥアレグ』にハイブリッドを用意するフォルクスワーゲンが、トヨタ『プリウス』クラスのハイブリッド最量販ゾーンに、このジェッタ ハイブリッドで切り込んだ。

ハイブリッドシステムの核となるエンジンは、フォルクスワーゲン自慢のダウンサイジングユニット、直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」。最大出力150ps、最大トルク25.4kgmを引き出す。

モーターは最大出力27ps。二次電池は蓄電容量1.1kWhのリチウムイオンバッテリーで、リアシート後方に配置される。ジェッタ ハイブリッドはEVモードも備え、最大2kmを最高70km/hで、ゼロエミッション走行可能。トランスミッションは、ハイブリッドとの組み合わせとしては世界初となる7速デュアルクラッチ「DSG」。0‐96km/h加速は9秒以下。

このジェッタ ハイブリッドが2017年モデルから、米国導入を中止。販売の低迷などから、ラインナップから削ることを決めたもよう。すでに、『トゥアレグ ハイブリッド』も米国市場から姿を消しており、ジェッタ ハイブリッド廃止により、フォルクスワーゲンの米国市場のラインナップから、ハイブリッドが消滅することになる。

《森脇稔》

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