トヨタ自動車は6月29日、『プリウス』などのカーテンシールドエアバッグに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、トヨタ『プリウス』『プリウスPHV』、レクサス『CT200h』の3車種で、2009年3月23日~2012年4月27日に製造された計74万3080台。
カーテンシールドエアバッグ用ガス封入式インフレータの製造が不適切なため、インフレータパイプの洗浄が不十分でパイプ内に潤滑剤が残り、適切に溶接ができていないものがある。そのため、溶接部に微小な亀裂が入り、駐車中に車内温度が上がると封入ガス圧が上昇して溶接部が破断し、最悪の場合、破片の一部が車室内に飛び出すおそれがある。
改善措置として、全車両、飛散防止用プロテクタを追加する。
不具合は1件発生、事故は起きていない。海外市場からの情報により発見した。