タカタ製エアバッグのインフレータの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)問題。この問題でホンダがマレーシアにおいて、追加リコールを実施する。
これは6月23日、ホンダのマレーシア法人が明らかにしたもの。「タカタ製エアバッグのインフレータの不具合に関連して、予防的措置として、およそ15万台のリコール行う」と発表している。
今回の発表は5月4日、米国NHTSA(運輸省道路交通安全局)とタカタの米国子会社が、米国市場におけるエアバッグのリコールに関して修正合意したことを受けての対応。
修正合意では、相安定化硝酸アンモニウムを使用した乾燥剤が入っていない前席エアバッグインフレータのうち、米国においてこれまで市場措置対象となっていないもの全てについて、新たに市場措置の対象に含めることが決定した。
今回ホンダマレーシアは、この修正合意を受けた予防的措置として、14万7894台を追加リコール。対象は、『シティ』2009‐2011年モデル5万2345台、『アコード』2003‐2011年モデル4万6832台、『シビック』2007‐2011年モデル2万3701台、『CR-V』2008‐2011年モデル1万5938台など、8車種が該当する。