東武鉄道、松原団地駅を「獨協大学前」に改称へ…副名は「草加松原」

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現在の松原団地駅が「獨協大学前」に改称される。画像は駅名標のイメージ。
  • 現在の松原団地駅が「獨協大学前」に改称される。画像は駅名標のイメージ。

東武鉄道などは6月22日、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)の松原団地駅(埼玉県草加市)の駅名を「獨協大学前」に変更すると発表した。「草加松原」を副駅名として設定し、2017年春に改称する。

松原団地駅はスカイツリーラインの複々線区間内にある駅。緩行線のホームのみ設けられており、快速や急行などは停車しない。

発表によると、「東洋最大規模のマンモス団地」と呼ばれた松原団地の最寄駅として1962年12月に開業。1964年には駅の近くに獨協大学が開学した。現在は都市再生機構による松原団地の建替えと市街地の整備が進んでいること、さらに2014年3月、旧日光街道の草加松原が国指定の名勝地「おくのほそ道の風景地」になったことなどから、駅名の変更を求める声が上がるようになった。

草加商工会議所などが駅名変更の協議会を設立し、草加市と協議会は東武鉄道に対し、駅名変更の要望を提出。これを受けて東武鉄道も「『獨協大学』を駅名とすることで、『大学のあるまち』を想起させ、地域のイメージアップを図れる」として、駅名を変更することにした。副駅名の「草加松原」も「観光地としてのPRにつながる」として設定することにしたという。

《草町義和》

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