【ルマン24時間 2016】名門フォードがルマン復帰、LM GTE-Proクラスは激戦の予感

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LM GTE-Proクラスのフォード『GT』
  • LM GTE-Proクラスのフォード『GT』
  • LM GTE-Proクラスのフォード『GT』
  • LM GTE-Proクラスのコルベット『C7.R』
  • LM GTE-Proクラスのポルシェ『911RSR(2016)』
  • LM GTE-Proクラスのフェラーリ『488GTE』

6月18・19日に決勝を迎える2016ルマン24時間耐久レース。LM GTE-Proクラスは名門のフォードが復活。さらに激戦のレースが予想されている。

1966年にフォード『GT40』でルマン初制覇を成し遂げ、そこから無敵の4連勝を成し遂げたアメリカの名門自動車メーカー。初優勝から50周年となる今年、新型のフォード『GT』をベースにしたマシンを4台投入。インディカー・シリーズで数多くのタイトルを勝ち取っているチップ・ガナッシとパートナーを組んで参戦する。

LM GTE-Proクラスは毎年予選から0.1秒を争う接戦になることで有名。決勝レースでもゴール直前まで同一ラップで争うことも少なくない。いつもはLMP1クラスばかりが注目されがちだが、それに劣らないくらいの激しいレースが繰り広げられているのだ。

現地時間の15日に行われた予選1日目も、0.001秒単位で順位が決まるほどの接戦になった。そんな中、セッション終盤に69号車が3分51秒497でトップに立つと、最終アタックで68号車が0.3秒ベストタイムを更新。初日はフォード勢が1・2位を独占する結果となった。

また今年はフォード以外にも注目マシンが多数登場。同クラスに長年参戦するAFコルセは新しいフェラーリのマシン『488GTE』で参戦。予選初日はわずかにフォードに及ばなかったが、逆転も可能なタイム差。週末の巻き返しに注目が集まる。

ワークス体制で臨むポルシェも2016年モデルの『911RSR』を導入。毎年優勝争いに絡んでいる陣営だけに決勝レースでの走りから目が離せない。

この他にも、コルベット『C7.R』やアストンマーティン『ヴァンデージ』など、今年は5メーカーのマシンが参戦。LMP1以上に目が離せない激戦となりそうだ。

《吉田 知弘》

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