米国の自動車最大手、GMは6月2日、中国における5月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は29万5282台。前年同月比は16.9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
5月のブランド別では、ビュイックブランドが10万0864台を販売。前年同月比は61%増と大きく伸び、前年超えを維持。新型『エクセルGT』が、前年同月比およそ2倍の4万7332台と好調。新型『エンビジョン』などのSUVも、3万0954台を売り上げた。
シボレーブランドは5月、前年同月比24%減の3万8114台と減少傾向。そんな中、2月末に発売された最上級セダン、『マリブXL』は、前年同月比37%増と大きく伸びる。
キャデラックブランドは5月、8568台を販売。前年同月比は30%増と、3か月連続で前年実績を上回った。セダン系では、『XTS』と『ATS-L』が合計で2400台。4月に発売した『SRX』後継車の『XT5』は、1449台と良好な立ち上がり。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。2016年1-5月は、前年同期比4.3%増の153万6916台を売り上げている。