【リコール】日産 スカイライン、次世代ステアリング技術のプログラムに不具合

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ダイレクトアダプティブステアリング
  • ダイレクトアダプティブステアリング
  • 日産・スカイライン 200GT-t(2015年)
  • 改善箇所

日産自動車は6月9日、『スカイライン』の電子制御ステアリング(ダイレクトアダプティブステアリング)に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。

対象となるのは日産『スカイライン』1車種で、2014年1月25日から2015年12月18日に製造された1万1673台。

ダイレクトアダプティブステアリングは、ステアリングの動きを電気信号に置き換えてタイヤを操舵する次世代ステアリングシステム。クィックなハンドリングと高い直進安定性が特徴だ。今回、始動時の設定プログラムが不適切なため、ハンドルを切ったまま駐車しエンジンを始動した場合、タイヤ転舵角を誤演算し、ハンドル切れ角とタイヤ切れ角にズレが生まれる可能性があることが判明。ハンドルを中立位置にしてもタイヤが直進状態に戻らず、運転者の意図した方向に発進できず、そのまま使用を続けると、意図した転回ができないおそれがある。

改善措置として、全車両、ダイレクトアダプティブステアリングのコントロールモジュールを対策プログラムに書き換える。

不具合は3件発生、事故は起きていない。市場からの情報により発見した。

《纐纈敏也@DAYS》

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