国土交通省は、高速道路の暫定2車線区間における付加車線設置検証路線として4路線を選定した。
社会資本整備審議会道路分科会では、高速道路の暫定2車線区間の付加車線設置について設置基準案を検討してきた。今後、設置基準案に基づいて4路線で付加車線を試行設置し、その効果を検証することで、高速道路の暫定2車線区間の安全性や走行性確保に取り組む。
検証するのは東海北陸道・飛騨清見IC~小矢部砺波JCT、岡山米子道・賀陽IC~北房JCTと蒜山IC~米子IC、徳島道・徳島IC~川之江東JCT、松山道・松山IC~大洲ICの4区間。
これら4路線は、利用交通量が一定以上ある路線を対象に、路線内の速度分布をETC2.0データで把握し、速度低下率が25%以下となる区間の多い路線を選定した。
効果を確認して基準を見直した後、付加車線設置について検討・設計・試行する計画。