九州新幹線、7月4日から通常の運転本数に…徐行は継続

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九州新幹線は7月4日から通常の運転本数に。徐行運転が引き続き実施されるため、熊本~鹿児島中央間は通常ダイヤより数分程度長くなる。
  • 九州新幹線は7月4日から通常の運転本数に。徐行運転が引き続き実施されるため、熊本~鹿児島中央間は通常ダイヤより数分程度長くなる。

JR九州は6月3日、熊本地震の影響で本数を減らして運転している九州新幹線について、7月4日から通常ダイヤの本数に戻すと発表した。

九州新幹線は4月14日以降に発生した熊本地震の影響で、回送列車の脱線や軌道の損傷など、大きな被害が発生した。その後しばらくは全面的な運休が続いていたが、4月20日に新水俣~鹿児島中央間、4月23日に博多~熊本間がそれぞれ再開。残る熊本~新水俣間も4月27日に再開した。

しかし、全線再開後も運転本数は通常ダイヤの9割程度に抑え、一部の区間では徐行運転を実施。このため熊本~鹿児島中央間は現在も大幅な時刻の変更が発生している。また、九州新幹線内のみ運転する『さくら』『つばめ』は全ての車両を全車普通車自由席扱いとし、グリーン券は空席がある場合に限り車内で発売する暫定的な営業が続いている。

JR九州の今回の発表によると、7月4日からは運転本数を通常ダイヤと同じ本数とし、九州新幹線内のみ運転する『さくら』『つばめ』もグリーン席と指定席を設定して発売する。ただし、熊本~新八代間の一部の区間では引き続き徐行運転を行うため、熊本~鹿児島中央間の所要時間は通常ダイヤより数分程度長くなる。

《草町義和》

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