米国の自動車最大手、GMは5月5日、中国における4月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は27万7979台。前年同月比は7.5%増と、3か月ぶりに前年実績を上回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
4月のブランド別では、ビュイックブランドが9万8992台を販売。前年同月比は56%増と大きく伸び、前年超えを維持。新型『エクセルGT』が好調。SUVの新型『エンビジョン』も支持を拡大する。
シボレーブランドは4月、前年同月比29%減の3万5431台と減少傾向。主力中型セダンの『マリブ』のモデルチェンジが響いた。2月末に発売された最上級セダン、『マリブXL』の販売に力を入れる。
キャデラックブランドは4月、7007台を販売。前年同月比は13%増と、2か月連続で前年実績を上回った。1月末に投入された最上級サルーン、『CT6』と4月に発売した『SRX』後継車の『XT5』の効果が出た。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。2016年1-4月は、前年同期比1.7%増の124万1631台を売り上げている。