【ジャガー XF 新型】“THE ART OF PERFORMANCE”とは、絶対値ではなくフィーリング

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ジャガー XF
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  • ジャガー XJ(2016年モデル)

ジャガーは近年、ブランドの捉え方を変更し、新生ジャガーとして新しいポジショニング、自己認識を持って事業に取り組んでいるという。

そう話すのは、ジャガー・ランドローバー・ジャパンディーラー開発部の内藤久善氏だ。創業者であるサーウイリアムライオンズの、「クルマは人間が作る最も生き物に近いものだ」という言葉が出発点で、「ジャガーは世界で最も選ばれるパフォーマンスブランドになることを掲げている」と話す。

ブランドを構成する要素は、「素晴らしいパフォーマンス、直感的なテクノロジー、そして演出された室内空間を組み合わせてユーザーの五感を刺激することだ」と内藤氏。「五感を刺激するようなエンターテインメントを通して、優れたパフォーマンスと美しい魅惑を提供していくブランド。これが現在のジャガーブランドの姿だ」という。

現在ジャガーブランドを象徴するワードは“THE ART OF PERFORMANCE”。「ドイツ系ブランドでパフォーマンスというと、カタログ数値などの数字を指すが、ジャガーは数字ではなく感じるものだ」と述べる。

また、ジャガーブランドは現在3つの柱で構成されている。ひとつは『Fタイプ』のスポーツカーで、「今後スポーツカーは“タイプ”という名称を使う」。次にパフォーマンスクロスオーバーだ。『これは間もなく日本にも導入する『Fペース』で、このカテゴリーは“ペース”という名称を使う。このペースは英語で速さを意味している』と述べる。そして最後がサルーン系で“ X”というワードで始まるなど、「今後ジャガーのプロダクトポートフォリオは広がりを見せていくだろう」とした。

内藤氏は今後のジャガーブランドが目指す方向性について、「我々はパフォーマンスブランドで、現在ターゲットとしているのはドイツのパフォーマンスブランドだ。しかし、そことは違うアプローチで挑んでいく」とし、それがTHE ART OF PERFORMANCEなのである。「ドイツ系はスペックで計測可能な数値をパフォーマンスとして表しているが、ジャガーのパフォーマンスの定義はフィーリングだ。お客様がどう感じるかが重要なのだ」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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