マセラティ レヴァンテ 日本発表、高級SUV市場へ満を持し参入…1080万円から

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  • マセラティ・ジャパン代表取締役社長の牧野一夫氏

マセラティ・ジャパンはマセラティ史上初のSUV『レヴァンテ』を発表した。デリバリーは2016年9月からで、価格は1080万円から。

現在のマセラティのビジネス状況について同社代表取締役社長の牧野一夫氏は、「北米及び中国を中心とする中華圏は対前年割れ(北米は1万3413台から1万2209台。中華圏は9007台から8956台)であるのに対し、ヨーロッパとアジアは対前年比プラス(ヨーロッパは5510台から5655台へ。アジアは2378台から3235台)。中でもアジアは前年から大きく成長している」と説明。

特に日本市場は「現在トップ3に入っており、特にマセラティ・ジャパン発足の翌年、2011年から順調に販売を伸ばしている」という。2014年はギブリを導入し、1400台を超える販売を実現。2017年にレヴァンテが通年で寄与することを考え、「2016年は2017年への体制固めの年と位置付けている」と話す。

「これまでマセラティが参入している市場のボリューム規模は2万台前後だった。今回レヴァンテの投入により、我々がターゲットとする市場規模は約2万4000台に膨れ上がる」と牧野氏。そして、「レヴァンテが属するセグメントはラグジュアリーセグメントの中で10%のシェアがあり、特に直近3年でシェアを伸ばし続けている」と述べる。

このセグメントはドイツ車が中心のヨーロッパ勢が占めており、牧野氏は「SUVモデルは新しいラグジュアリーカーの選択肢としてすでにポジショニングを確立している」とし、「そこに満を持してマセラティもそのラグジュアリーブランドのセグメントに参入する」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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