米国の自動車大手、FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)US(旧クライスラーグループ)。同社が北米で、およそ20万台のリコール(回収・無償修理)を実施する。
これは5月6日、FCA USが明らかにしたもの。「北米において、合計19万8380台のリコールを、当局に届け出た」と発表している。
今回のリコールは、オプションのエンジンブロックの熱を利用したヒーターの不具合が原因。同社によると、酷寒状態においてエンジン始動時、パワーステアリングのフルードが漏れ出す可能性があるという。
リコールの対象となるのは、2009-2016年モデルのダッジのSUV、『ジャーニー』の一部。米国では1万0944台、カナダでは18万7436台がリコールに該当する。
FCA USは、対象車を保有する顧客に連絡。販売店において、部品を交換するリコール作業を行うとしている。