イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは5月3日、2016年第1四半期(1-3月)決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は6億7500万ユーロ(約827億円)。前年実績の6億2100万ユーロに対して、8.8%増だった。
また、第1四半期の純利益は、7800万ユーロ(約95億円)。前年の6500万ユーロに対して、19%増と伸びている。
第1四半期の世界新車販売は過去最高の1882台で、前年同期比は15%増。これは、2013年5月に発表した生産台数を抑制し、高いレベルの希少性と長期に渡る価値を持続させる戦略を方針転換したため。フェラーリによると、第1四半期はV8エンジンを積む『488GTB』、『488スパイダー』が、前年同期比21%増と好調だったという。
市場別の販売実績では、欧州が前年同期比24%増の950台と牽引。南北アメリカが前年同期比2%増の523台で続く。中国は、前年同期比16%増の156台を売り上げている。