トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は4月6日、2016年モデルのトヨタ『RAV4』とレクサス『RX』『ES』の一部を、リコール(回収・無償修理)すると発表した。
今回のリコールは、ブレーキの不具合が原因。米国トヨタ販売によると、ブレーキアクチュエーター内部の部品が、製造段階で損傷した可能性があり、ABS、トラクションコントロール、VSCなどが、本来の性能を発揮しない恐れがあるという。
その場合、車両のスタビリティ制御が失われ、事故のリスクが高まる。
リコールの対象となるのは、2016年モデル。トヨタRAV4が約4170台、新型レクサスRXの「RX350」グレードが約90台、レクサスESが約1万2400台。合計で約1万6660台が、リコールに該当する。
米国のトヨタとレクサスは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で点検を行い、部品を交換するリコール作業を行うとしている。