シグナス補給船運用5号機、ISSに無事に結合…超小型衛星などを輸送

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シグナス補給船運用5号機の把持に向けたモニタ画面
  • シグナス補給船運用5号機の把持に向けたモニタ画面

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、シグナス補給船運用5号機が国際宇宙ステーション(ISS)に結合されたと発表した。

シグナス補給船運用5号機は、ISSのロボットアーム(SSRMS)により把持され、日本時間3月26日午後11時52分、「ユニティ」(第1結合部)の地球側ポートに結合された。

シグナス補給船のISSへのランデブ・結合方法には、日本が開発した宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)と同じ方式が採用されている。ISSに接近したシグナス補給船は、「きぼう」日本実験棟船内実験室に搭載されている近傍通信システム(PROX)を介してISSとデータ通信を行う。

JAXAは、シグナス補給船5号機のISSへの接近時に、PROXの稼働状況を確認し、PROXの動作を確実に保つことにより運用を支援した。

シグナス補給船運用5号機ミッションは、ISSに食糧やクルーへの支給品、システム関連機器、実験関連機器などの物資を補給するフライト。

JAXA関連では、50kg級の超小型衛星DIWATA-1、長期宇宙飛行時における48時間心臓自律神経活動に関する研究の実験用品、簡易曝露実験装置(ExHAM)に取り付ける実験サンプル、「きぼう」日本実験棟の実験装置の部品、システム備品、教育実験用品などを輸送した。

《レスポンス編集部》

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