BMWモトラッドブースでは「MAKE LIFE A RIDE」をコンセプトに、ライフスタイルに彩りを与えるモーターサイクルの魅力を強調。
その中でも一番の注目は、昨秋イタリア・ミラノで発表されたBMW初のスモールレンジとして登場する水冷単気筒310ccエンジン搭載モデルの『G310R』だ。特徴的な後傾シリンダーはヘッドを180度回転させて後方排気とするなど、マス集中化とフロント荷重を高めることで俊敏でコントローラブルな走りを実現。『S1000R』の流れをくむエッジの効いたデザインに、倒立フォークとラジアルマウントブレーキキャリパー、アルミ製ロングスイングアーム等々ビッグバイク顔負けの本格的な装備が与えられるなど、BMWならではの高級感あふれる仕上がりとなっている。
価格・発売時期ともに未定ではあるが、アジアを中心に世界的にも成長著しいクラスだけに日本での盛り上がりにも期待したいところだ。
また、3月に国内投入されたばかりのマキシスクーター、新型『C650 Sport>』も展示。リアセクションのデザインを一新するとともに新設計の高品質ステンレス製エキゾーストシステムを装備。ABSに加え、本格的なASC(オートマチック・スタビリティ・コントロール)を標準装備するなど安全性も向上している。さらに世界初の量産型電動メガスクーターとして話題を集める『C Evolution』も2017年に国内投入されることが発表された。
そして、世界的人気を誇るアドベンチャーモデルにしてBMWの代名詞でもある「GS」シリーズもフルラインナップで展示。『F800/700GS』も外装パーツのクオリティを向上。またF800GSは2月発売モデルよりローダウンシートが標準装備となった「プレミアムスタンダード」として入荷することがアナウンスされた。