【官能カーオーディオ!】新型 プリウス の“カーオーディオ攻略法”研究…その3「ハイエンドナビ+スタンダードフルシステム」

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トヨタ・プリウス by ルロワ(愛知県)
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トヨタ・新型プリウスの“カーオーディオ攻略法”を研究する特集の、第3弾をお届けする。今回、例として取り上げるのは、ハイエンドナビを中心に構成する“本格フルシステム”を搭載した1台だ。とはいえ、ナビ以外のユニットは手頃なスタンダードモデル。

それはどのようなシステムであり、そして、どのような音が聴けたのかを、詳細にリポートしていく。製作したのは、愛知県の実力カーオーディオ・プロショップ「ルロワ」。じっくりとお読みいただきたい。


■“本格フルシステム”を、“合理性”を重んじて構築。

最初に、当プリウスに搭載されているシステムの詳細をご紹介していこう。まず、メインユニットは、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』(税抜価格:24万円)。昨年10月に発売された、最新鋭のハイエンドカーナビだ。ナビとしても、そしてカーオーディオとしてもトップクラスの性能を誇る優秀機である。カーオーディオユニットとしての主なストロングポイントは2点。「音のきめ細やかさ」と「サウンドチューニング能力」。この2点がともに、図抜けて優れているのだ。

そして当プリウスでは、その高い能力を楽しみ尽くすべく、“本格システム”を組むことが提案されている。2ウェイセパレートスピーカー+外部パワーアンプ+サブウーファーで構成するフルシステムである。しかしながらチョイスされているユニットはそれぞれ“現実的”なモデル。比較的に手頃なユニット群でも、十二分にHi-Fiサウンドが得られることを示すべく、システムが構成されているのである。

具体的には以下のとおりだ。2ウェイセパレートスピーカーは、ダイヤトーン『DS-G20』(税抜価格:6万円)。パワーアンプは、キッカー『KX800.5』(税抜価格:12万5000円)。そしてサブウーファーにもキッカーを採用している。こちらは『COMP RTシリーズ』のエンクロージャー一体モデル。使用機は前型モデルであるが、現行タイプの税抜価格は5万9000円。薄型でありながら迫力の重低音を発する実力機である。

これらが選ばれていることにおけるポイントは2点ある。1点目はパワーアンプのタイプ。5chモデルであることに妙味があるのだ。その心は、これ1台ですべてのスピーカーを駆動することが可能であること。しかも小型モデルなのでインストールスペースを多く取らない。合理的にシステムを完結できるのだ。

2点目は、サブウーファーのチョイス。ボックスとサブウーファーユニットが一体化したモデルを選び、本格サブウーファーを導入しつつも予算的に負担が少ない形が取られている。しかも“箱載せ”スタイルなので、ラゲッジにたくさんの荷物を積みたいときにはボックスを降ろすことも可能だ。

つまり、“本格”でありつつも、システムレイアウトは“ミニマム”。インストールも省スペースで完結でき、予算的にも抑えめ。このように、合理性が重んじられたスタイルとなっているのだ。


■“プロショップ”ならではのノウハウで、ユニット・インストールを実行。

さて、このように“合理的”に“本格フルシステム”が構築されている当プリウス。次には、このシステムがどのように“料理”されているのかをご紹介していく。狙うは「使用ユニットの性能を十二分に引き出すHi-Fiサウンド」である。

1点目のポイントは、ドア内部へのデッドニング。鉄板の共振を排除し、スピーカーの音離れを良くするための処理が入念に行われている。また、内張りパネルの裏側においては、パネルの不要な“鳴き”を防ぐべく、空間を吸音材等で埋める処理も施されている(ちなみにそれぞれのメニューは、「ルロワ」としてはスタンダードな仕様である)。

2つ目のポイントは、ドアのスピーカーの振動板を内張りパネル面まで立ち上げるスタイルとしている点。こうすることで、スピーカーから出される音がパネル内にこもることがなくなる。音がダイレクトに車室内に放たれるのだ。

そして3つ目のポイントは、トゥイーターをAピラーに埋め込んだこと。プリウスはダッシュボードの奥行きがある。なので、Aピラーの根本付近にトゥイーターを取り付けると、サウンドステージの奥行きを出すのには好都合。また、純正位置(ダッシュボード内)に取り付けるケースと比べると、トゥイーターから放たれる音を、より多く直接聴くことが可能となる。Hi-Fiサウンドを楽しもうと思うなら、反射音は極力減らし直接音をできるだけ多く聴きたいところなのだ。

このようなインストール方法が取られた上で、『DIATONE SOUND.NAVI・NR-MZ100PREMI』の“サウンドチューニング”能力を最大限活用して、入念な調整が施されている。これが4つ目のポイントだ。プロショップならではのノウハウを注入して、緻密にサウンドをコントロールしている。

なお、当プリウスのスピーカーインストールにおいては、ルックスも考慮されている。見た目の印象は非常に重要だ、見た目が良ければ、サウンドの印象もブーストアップされるのは自明の理。スピーカーの周囲をLEDでさりげなくライトアップし、視覚効果を最大限取り入れている。


■サウンドステージがリアル。そして低域の表現力の高さも特筆的。

こうして組み上げられた当プリウスのサウンドや、いかに…。ここからは、その音についてリポートしていこうと思う。

実際に聴いてみてまず感じたことは、サウンドステージのリアルさだ。ボーカルが中心にすっと浮かび上がり、各楽器の位置関係がしっかりとイメージできた。しかも、前後関係までも確実に把握できる。

次に感じたのは、サウンドの明瞭感。低域から高域までが至ってクリアなのだ。1つ1つの音の輪郭がシャープで、粒立ちが良い。各楽器の音の分離も上々だ。音が混濁することもなく、それぞれの音をしっかりと感じ取ることができる。

また、低域の質の良さも印象に残った。重心が低く、深みがあり、余韻も的確だ。そして、表現力の幅も広い。ベースラインがパワフルにドライブする楽曲では、瞬発力のあるタイトな低音を奏で、しっとりとしたコントラバスが効いている楽曲では、重厚で伸びやかな低音が堪能できた。曲によって、それぞれの特長を的確に描き分けていたのだ。

メインユニットのサウンドチューニング能力、外部パワーアンプのドライブ力、サブウーファーの低音表現力、それぞれが確実に引き出されていた当プリウス。スタンダードグレードのユニットながらも、“本格フルシステム”ならではの良さが存分に味わえた。

「ルロワ」いわく、新型プリウスは、カーオーディオのベース車として至ってスタンダードなタイプ、とのことだ。少なくとも、特にビハインドとなる要素はないので、積極的に楽しんでほしい、とのことだった。どうせならば当デモカーのように“本格フルシステム”を組んで、外部パワーアンプ、ならびにサブウーファーが奏でるサウンドの心地良さを楽しんでほしい、とも言っていた。

高額な製品でなくとも、しかも合理的なシステムレイアウトでも、“プロショップ”の手に掛かれば、至極満足のいくサウンドを手に入れられることを、このプリウスは示してくれている。

新型プリウス・オーナーは特に、そして、それ以外の車種に乗っている方も、当プリウスを大いに参考にしていただきたい。“本格フルシステム”が紡ぎ出す美麗サウンドを、アナタの愛車でも、ぜひに。グッドサウンドがドライブをもっと楽しくさせることは、間違いない。
《太田祥三》

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