GLM(京都市)は、京都府舞鶴市の赤れんがパークで「トミーカイラZZ 量産開始記念展示」(4月3日まで)を実施。その初日の3月21日、製造を担う小阪金属工業の櫛田美樹社長が、新断面アルミフレームによるプラットフォームの組立て工程のイメージを教えてくれた(写真48枚)。
「4セル方式といって、4台のクルマが置けるエリアを設けて、そのまわりに組立て作業スタッフ3人がそれぞれ組んでいく。セルのまわりには棚があって、モーターやバッテリー、タイヤなどが置いてある。モーターは上からぽんと載せるイメージ」
「塗装した状態のボディが工場に入ってきて、うちでつくる骨格と組み合わせ、完成車へと仕立てて出荷する。各種検査は舞鶴でできないので、京都へ持っていって実施する。テスト走行などもやらない」
「月産10台弱」というトミーカイラZZ。ひとつの組立てフロアで4台が同時につくられると考えれば、皮算用で月に2回転し8台のZZが完成、年間96台が生産されるという計算だ。
JR舞鶴線の線路脇に建つ小阪金属工業で組み立てられるトミーカイラZZのプラットフォームが、京都府舞鶴市の赤れんがパークで4月3日まで展示中。バスタブ形状のメインフレームと前後サブフレームという、3つのモジュールで構成されているシンプルなシャシーを間近に見られるほか、3月26・27日には、10・13・15時の各3回、試乗するチャンスもある(雨天中止)。