プロトは、自社ブランド・ゼロエンジニアリング「ロードホッパー」シリーズの2016年モデル『Type5 EVO』『Type9 EVO』を初出展。試乗コーナーも設置し、S&S社製1340ccとミクニ製HSRキャブレターが奏でる「オールドハーレーらしい大きく厚みのある鼓動」を体感できるという。
ゼロエンジニアリングは、プロトのカスタム部門をルーツとするブランドで、その中でもカスタムテイストをキープしつつ信頼性や乗り味、品質を追求し量産化したモデルが「ロードホッパー」シリーズだ。
この2016年モデルのType5 EVOとType9 EVOは、新たなS&S社製1340ccEVOエンジンとミクニ製HSRキャブレターが搭載され、それぞれにロードホッパー向けのモディファイが加えられている。EFIで培った電子制御技術を採用し、キャブレター独特の乗り味を損なうことなく、いまの排ガス規制をクリアしたモデルだ。
グースネックリジッドフレームのType5 EVOは、リベラプリモ製オープンプライマリーや、ブレンボ製“カニキャリパー”(前輪)が装備され、信頼性アップ。日本の伝統工芸をモチーフにしたカラーリングに銀箔をあしらい、金属の素材感を引き立たせたモデルで、265万円(税別)だ。
また、専用設計ドラゴンネックフレームのType9 EVOは、シリーズ唯一のリアサス搭載モデル。複雑なリンクを介して短いスイングアームを作動させる独自のリアサスがシート下に垣間見える。Type5 EVOのシルバーに対し、このType9 EVOは、真鍮箔(ゴールドリーフ)があしらわれ、「ひとつ上」の演出が加えられている。価格は315万円(税別)。
プロト広報課広報グループ主任の野呂広之氏は、「あこがれていたハーレーの、懐かしいサウンド、響き、乗り心地を求める30~40代の男性から注目を集めているが、最近は女性が試乗するケースも増えている。今回は試乗コースも設定しているので、この機会にS&S社製エンジンとミクニ製HSRキャブの乗り味を試してみてほしい」と話していた。