創業40周年のプロトは場内最大規模のブースでお出迎え、イタリアの名門ベネリのカスタムモデルも登場…東京モーターサイクルショー2024

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プロト…東京モーターサイクルショー2024
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バイク&バイクパーツの大イベントである「東京モーターサイクルショー2024」が3月22日から24日まで開催。今年で創業40 周年を迎えたプロトが出展した。自社が取り扱うイタリアの名門ブランド「ベネリ」の車両を中心に、バイクから高品質なパーツ群まで多彩なアイテムをお披露目した。

ベネリのカスタムモデル『レオンチーノ250 ネロ スペチアーレ』を日本初披露

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今年はブランドイメージをより明確化すべく、輸入元のプロトから離れ単独ブースとなったベネリ。イタリアの名門バイクメーカーであるベネリのルーツは1911年に整備工場として起業したことからスタート。1921年からバイクの製造販売を開始している、伝統あるブランドだ。

注目を集めたのは『レオンチーノ250』のカスタムモデル“ネロ スペチアーレ”だ。ベネリは2015年頃から新開発のモデルを次々投入し、レオンチーノ シリーズを主力ラインナップの1つに成長させてきた。その中でも日本でのヒットモデルとなっているのが『レオンチーノ250』だ。

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そもそもレオンチーノというモデル名は、1950年にデビューした初代モデルから踏襲されたもの。“ライオンの子供”を意味するレオンチーノは、ベネリにとっても特別なシリーズとなっている。

特徴はイタリアンモデルならではのデザイン性の高さ、そして乗りやすさが大きな特徴。エントリー層の若年ユーザーや、女性ユーザーに注目される一因もここにある。“サラリとおしゃれにバイクを乗りこなす”そんなシーンに憧れるライダーにピッタリのモデルだ。

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車体の各部を見ても、ベネリならではのスピリッツが感じられる。フロントは車格としては比較的大径の倒立フォークを採用。車体の剛性感を高め、扱いやすく誰もが乗りやすい安定志向のバイクを目指した設計とした。

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さらに展示されたネロ スペチアーレにはイタリアのカスタムパーツブランドである「リゾマ(rizoma)」のパーツを投入し、カスタマイズする楽しみを提案する車両とした。ハンドル、グリップ、バーエンドミラー、ウインカーなどにカスタムパーツを投入。加えてspeedra製の左右レバー、ステップ類へとカスタムが施されている。

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さらに半艶のブラックペイントを施し、曲線とエッジが美しいレオンチーノのボディラインを強調する演出も施した。おしゃれにバイクを乗りこなすには絶好のチョイスになりそうだ。

隣に並ぶ対照的なクラシックモデルが『インペリアーレ400』だ。コンセプトは外観からもわかる通りのトラディショナルデザイン。しかも近代的なネオクラシックではなく、本物志向のクラシカルデザインを愚直に追求したスタイリングに仕上げられている。

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1950年代にベネリがリリースしていた“Motobi-Imperiales”を現代に蘇らせたモデルとしてデビューした同車は、オーソドックスなフレーム形状やクラシカルなタンク形状を備える。そのデザイン性に注目する女性ユーザーやエントリーユーザーも多く、初めてのバイクがインペリアーレ400だったというユーザーも少なくない。

さらに374cc空冷単気筒エンジンは、ロングストロークで鼓動感を感じられる設計。歯切れの良い排気音もクラシカルなライディングスタイルの演出には最適となる。また排気量に対して大柄なボディも同車の特徴。ゆったり乗れて存在感のある車格も大きな魅力。のんびりトコトコとツーリングするのにぴったりなバイクに仕上がった。

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さらに展示車両にはプロフェスト製のエンジンガードや参考出品となるビンテージエンブレムが取り付けられ、クラシカルデザインをより一層際立たせていた。しかもエンジンガードはエントリーユーザーには実用パーツで、万が一の転倒してしまったケースでもバイクの各部を守ってくれる安心感も高い。デザイン性を兼ね備えたエンジンガードを取り付けるのも、この手のクラシカルデザインには魅力アップにつながりそうだ。

ベネリの歴史を振り返ると、1973年に量産市販車初の6気筒エンジンを搭載した『750sei』を発売。世界初の250cc 4気筒モデルである『254 Quattro(1977年)』のリリースなど、多気筒エンジンのモデルを数多くリリースしてきたことでも有名なメーカーだ。

今回も会場には900cc並列6気筒エンジン搭載のレジェンドモデルであるベネリ『900sei(1979年)』を展示。100年以上続く長く伝統と高い技術力をアピールした。

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その他にもアドベンチャー系のモデルとして欧州でトップセールスを続けるTRKシリーズの『TRK502X』をはじめ『TRK251』も展示するなど、エントリーからベテラン、ストリートからツーリングまでと、幅広いユーザー層にヒットするモデル群を展示した。

そんなベネリを扱うプロトでは“1人1人のベネリユーザーとつながる”ことを重視している。昨年9月に実施されたユーザーイベント「ベネリデイ」は今年も9月29日に開催が決定。インペリアーレユーザーを集めたミーティングも開催するなど、ユーザーとの密接なつながりを積極的に作るのも独特。

SNSやクチコミなどを通じてベネリの魅力を伝えていくという、ユーザーのつながりを重視したメーカーとオーナーのコミュニケーションを大切にするのも同社ならではの取組みであるといえる。

新作パーツが見渡す限り盛りだくさん!電動バイクまで手掛ける、プロトの幅広い事業展開

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もう半分のプロトブースでは、主力事業である取り扱いパーツのブランドを一堂に紹介するコーナーが設けられた。そこで見逃せないトピックを、順番にご紹介する。

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中央に展示されていたのは電動バイクの『GEV600』とニューモデル『PEL600L PRO』『PEV1000L*』。既存モデルに加えて、2024年秋に発売が予定されている、原付二種対応のプロトタイプが登場。大きなカゴとキャリアを備えて、日常使いから仕事利用まで幅広いシチュエーションをカバーすることを思わせる車両となった。*参考出品

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カスタムパーツで注目となったのは、トライアンフに特化したイギリスのカスタムパーツブランドである「モートンカスタムズ」。フィン状のリブデザインを施したエンジンカバーまでを製作するなど、パーツのセンスやこだわり方もハイレベルなカスタムブランドだ。

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スポーツ系のチューニングパーツとしてはブレーキ系のブレンボ、排気系のアクラポビッチの有名ブランドが並ぶ。特にブレンボは削り出しモノブロック・108mmピッチの「GP4-MS」をリリース。川崎『Z900RS』やスズキ『KATANA』などへの適合を狙ったモデルだ。

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またビーラインはバイク用ナビ「MotoII」を展示。シンプルなルート表示のみの小型ナビは、バイクへの取り付けも簡単。スマホを取り付けるのではなく、シンプルでスマートなルート案内をするにはこのバイク用ナビは絶好のアイテムとなるだろう。

さらにツーリングシートバッグブランドのイガヤからは、三角表示板を備えたバッグが登場。さらにパープルセイバーと呼ばれる非常停止灯を専用ポーチに収め、いつでも取り出せるようにしたツーリングシートバッグも展示された。

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バックミラー内蔵型の前後ドライブレコーダー「Dride」も注目アイテムの1つ。たった1本の配線のみで接続可能で、カメラ画角は水平150度を確保する超ワイドな視界が安心のライダーズライフをサポートしてくれる

創業40周年の節目に世代交代、プロトは時代の変化にいち早く対応する

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創業者であり先代社長を務めた近藤芳光さん。創業40周年を迎えたこのタイミングで会長職となり、後任の山口社長へとバトンタッチをした。

「プロトは40周年を迎えることができました。これまでもオートバイの楽しさを追求して具現化するパーツ販売や車体製造を手がけてきました。これからはベネリや電動バイクなどの車両本体にもより力を入れていきます。車体あってのアフターパーツなので、その両面を手がけていくことで相乗効果を生み出すことができると考えています」と語ってくれた。

新社長の山口社長には、改めてアフターパーツについての事業展開について伺った。

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「様々なパーツをラインアップする当社は、扱うブランドが幅広いことが独自性になっています。すなわちたくさんのブランドがあることが、プロトの良い所だと思っています。バイク本体とパーツの両面を扱っていくことで、車体+パーツをまとめて当社で完成させることができます。これも独自の強みだと思っていますので今後の展開にご期待ください」とのこと。

ベネリや電動バイクなどの車体の販売に加えて、数々の有名パーツブランドを擁するプロト。魅力的で高性能な製品ラインアップをますます充実させることで、バイクの楽しさをもっと幅広いユーザーに伝えることを加速させていくはずだ。プロト『東京モーターサイクルショー2024』特集ページはこちら
《土田康弘》

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