【新聞ウォッチ】ベルギーの空港・地下鉄で同時テロ、欧州本部置くトヨタなど渡航自粛へ

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ベルギー・ブリュッセルの空港と地下鉄で同時テロ(3月22日)
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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2016年3月23日付

●ベルギー同時テロ、空港・地下鉄34人死亡、自爆か「イスラム国」が声明、EU本拠地ブリュッセル(読売・1面)

●公示価格8年ぶり上昇、全用地、都市商業が底上げ(読売・1面)

●出力3倍超の蓄電池、東工大など開発、小型化も可能(朝日・8面)

●全日空システム障害、欠航や遅延500便超(朝日・38面)

●居眠りハンドルが監視、トラック向け、豊田合成(東京・7面)

●自動運転で共同開発、トヨタや日産など6社、欧米に対抗(日経・1面)

●韓国ハンコック、米進出、タイヤ3強を追う、890億円新工場、ブランド力向上へ(日経・9面)

●日産、タイにスポーツ車、東南アで2か国目、バンコク国際モーターショー開幕(日経・9面)

ひとくちコメント

ベルギーの首都ブリュッセルで空港と市内中心部の地下鉄の駅で爆弾テロが相次ぎ、すでに34人の死亡が確認、重傷を負った30代の日本人男性を含む200人以上が負傷した情報もある。

昨年11月には仏パリで同時テロが起こったばかり。ベルギーでは、空港が閉鎖されるとともに、主な交通機関が運転を見合わせるなど、厳戒態勢を強めているという。

ベルギーの国際空港のターミナルビルで爆発があったのは、3月22日午前8時ごろ。日本時間では午後4時過ぎで、NHKでは大相撲中継の中で、速報の字幕が流れた。

きょうの全紙が「ベルギー同時テロ」(読売)を1面トップで報道。社会面などでも「轟音・煙逃げ惑う人、天井板・ガラス散乱、厳戒下また市民標的」「待全体が緊迫、現地の日本人、不安の声」(日経)などと、現地情報を取り上げている。

ベルギー進出している日本企業は200社以上という。このうち、自動車メーカーでは、トヨタ自動車がブリュッセルにヨーロッパ本部を置き、約2400人が働いており、日本人も320人が勤務しているという。

トヨタのほか、日産自動車、ホンダ、マツダなどもベルギーに拠点があり、従業員の安否確認を急ぐとともに渡航自粛などの対応に追われているようだ。

きょうの朝刊では報じられていないが、今朝になってから30代の日本人の男性1人が重傷を負い、さらにもう1人が軽いけがをしたことが確認されたという。被害が拡大しないことを祈るばかりだ。

《福田俊之》

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