日本政府観光局が発表した2月の訪日外客数は、前年同月比36.4%増の189万1000人で、2月としての過去最高となった。単月としても昨年7月の191万8000人に次いで過去2番目。
1月に引き続きアジア地域の旧正月休暇中における訪日旅行需要の増加などがけん引したほか、航空路線の拡大、燃油サーチャージの値下がり、円安による割安感の定着も引き続き訪日旅行者数の増加を後押した。
市場別では、ロシアを除く19市場が2月として過去最高を記録した。韓国は、同52.6%増の49万1000人と大幅増となり、1月からの累計では100万人を超えた。また、テト(旧正月)を迎えたベトナムからは1万7600人が日本を訪れ、同85.5%増と大きく伸ばした。これで、ベトナムからの訪日外客数は50カ月連続で前年同月を上回った。