トヨタなど、風力発電で製造した水素をFCフォークリフトへ供給する実証を開始

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トヨタ自動車と神奈川県、横浜市、川崎市、岩谷産業、東芝は、風力発電で製造したCO2フリー水素を燃料電池フォークリフトへ供給する実証を2016年秋より開始すると発表した。

トヨタなど6者は、京浜臨海部における再生可能エネルギーを活用した、低炭素な水素サプライチェーンモデルの構築を図る実証プロジェクトの具体的な内容について、2015年9月から検討を進めていた。

実証プロジェクトでは、横浜市風力発電所(ハマウィング)敷地内に、風力発電を利用し水を電気分解してCO2フリーの水素を製造し、貯蔵・圧縮するシステムを整備。製造した水素を簡易水素充填車により輸送し、横浜市内や川崎市内の青果市場や工場・倉庫等に導入する燃料電池フォークリフトで使用するサプライチェーンの構築を目指す。

水素製造では、ハマウィングの電力を水の電気分解による水素製造及び装置の動力としても活用。変動する風力発電量と水素需要の時間差を考慮し、設備を最適運転できるマネジメントシステムによりフレキシブルにCO2フリー水素を製造する。

水素の貯蔵・圧縮では、水素を安定供給するために、2日分の水素を貯蔵。ハイブリッド自動車の使用済バッテリーを再利用した蓄電池システムを活用し、ハマウィングが止まっていても安定的な水素供給を可能とする。

水素輸送では、燃料電池フォークリフト用の簡易水素充填車を日本初導入。フォークリフトの水素使用量を常時把握し、最適輸送でユーザー要望にきめ細かく対応する。

水素の利用先となる燃料電池フォークリフトは、2016年2月に実用化モデルとして発表された豊田自動織機の燃料電池フォークリフトを使用。異なる使用条件で多様な実証ができる、中央卸売市場本場、キリンビール横浜工場、ナカムラロジスティクス、ニチレイロジグループ 東扇島物流センターの4か所に導入する。

プロジェクトでは、地域と一体となった水素サプライチェーンの構築により、電動フォークリフトやガソリンフォークリフト利用時のサプライチェーンと比べて、80%以上のCO2削減が可能になると試算。実証を通じて、将来の普及展開モデルを見据えた、コスト試算やCO2削減効果等を検証していく。
《纐纈敏也@DAYS》

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