米国の自動車最大手、GMは3月4日、中国における2月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は24万5690台。前年同月比は9.3%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
GMの中国合弁(乗用車)には、上海GMとSAIC‐GMウーリン(上海通用五菱汽車)の2社がある。
2月のブランド別では、ビュイックブランドが7万0764台と、2月の記録を更新。前年同月比は16%増と2桁増を保つ。新型『エクセルGT』をはじめ、新型『エンビジョン』などのSUVが支持を集めた。
シボレーブランドは2月、前年同月比48%減の2万7349台と減少傾向。主力小型車の『セイル』の落ち込みが響いた。2月に発売された最上級セダン、『マリブXL』の販売に力を入れる。
キャデラックブランドは2月、4766台を販売。前年同月比は16%減と、7か月ぶりに前年実績を割り込む。1月末に投入された最上級サルーン、『CT6』で巻き返しを図る。
2015年のGMの中国新車販売は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増と伸びている。