【マツダ デミオ XDツーリング 試乗】細かな部分の改良で完成度を向上…諸星陽一 | レスポンス(Response.jp)

【マツダ デミオ XDツーリング 試乗】細かな部分の改良で完成度を向上…諸星陽一

試乗記 国産車

マツダ デミオ XDツーリング
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2014年9月に発表されたマツダのデミオが、わずか1年3カ月で改良を受けた。

ディーゼルモデルは出足感を向上させるため、過給制御とエンジン制御が見直された。この改良はおもに信号で停止したあとの発進などでその恩恵を受けられる。ディーゼルらしいゆったりとしたトルクを使いたいときは、アクセルペダルをゆっくりと踏んでやればいい。このときの加速感は従来どおり。ちょっと早くググッと前に出たいときはアクセルペダルを早めに踏み込む。するとトルクがググッと湧き出し、クルマを前に進める。日本ではとにかく“出足”を気にするドライバーが多く、これに対応した改良と言っていい。

また、『CX-3』の一部車種にオプションで採用されていた「ナチュラル・サウンド・スムーザー」がデミオのディーゼル全車に標準で採用になった。ナチュラル・サウンド・スムーザーはエンジンのなかに組み込むことで、ディーゼル特有の音と振動を打ち消すためのパーツ。パーツそのものは小さいが、手作業で調整されることなどを考えるとコストは高い。装着によって振動はキレイに消えてスムーズにエンジンが動いている様子を感じ取れる。エンジンがスムーズに回るということは、乗り心地や快適性といったことだけでなく、耐久性にも大きく影響する。特定の振動がつねに車体に伝わっていれば、どこかに影響が出てもおかしくない。

また今回はEPS(電動パワーステアリング)のセッティングも変更された。初期からしっかりとアシストされ、安定したアシスト感が得られる。これはユーザーの好みだと思うが、私は以前のセッティングも悪くないと感じている。初期はちょっと重めのフィーリングというのは安心感もあるし、路面のギャップやアンジュレーションに対しての許容度がある。マイナーチェンジによってそれが失われたとは思わないが、前のほうが“マツダらしい”フィーリングであったと思う。

おそらく、初期型オーナーが悔しく思うのがシートヒーターの追加だろう。エンジンの断機が終わらないと使えないエアコンのヒーターと異なり、すぐに暖かくなるシートヒーターは冬場にはうれしい装備だ。また、アンテナがシャークフィンタイプになり、ワイパーがフラットタイプになった。細かい部分だがスタイリングには影響がある。ワイパーはフラットタイプのほうが、交換ブレードが高価なので、ランニングコストが少し上がったことになる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★


諸星陽一|モータージャーナリスト
自動車雑誌の編集部員を経て、23歳でフリーランスのジャーナリストとなる。20歳代後半からは、富士フレッシュマンレースなどに7年間参戦。サーキットでは写真撮影も行う、フォトジャーナリストとして活動中。趣味は料理。
《諸星陽一》

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