ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)主催団体は3月1日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー16において、「2016ワールドグリーンカー」の最終選考3台を発表した。
ワールドグリーンカーは、ワールドカーオブザイヤー(WCOTY)の部門賞のひとつ。今回は2014年秋から2015年秋にかけてデビューした新型車の中から、最も環境性能に優れた1台を決定する。
条件は、2016年春まで生産と販売を継続しており、世界2大陸以上で販売していること。つまり、欧州専用車、北米専用車、日本専用車などは選考対象から外される。世界23か国、74名のジャーナリストに、環境技術の権威5名が加わり、投票を行う。
2016ワールドグリーンカーの最終選考3台は、以下の通り。
シボレー・ボルト
トヨタMIRAI
トヨタ・プリウス
全3台のうち、トヨタが2車種を占有。新型『プリウス』と『MIRAI』の2台が、最終選考に残った。ハイブリッド車と燃料電池車という異なるパワートレインだが、トヨタを代表する次世代環境対応車2台が、最終選考に駒を進めた。
残る1台は、GMの新型シボレー『ボルト』。同車はGMの2世代目のプラグインハイブリッド車。すでに2015年秋のロサンゼルスモーターショー15では、「2016グリーンカーオブザイヤー」を受賞した。
2016ワールドグリーンカーは3月23日、米国で開幕するニューヨークモーターショー16で発表される。前回は、BMWの新ブランド「i」のPHVスポーツカー、『i8』がワールドグリーンカーの栄冠を手にしている。