埼玉県宮代町の複合観光農園「新しい村」で3月に行われたホンダ新型耕うん機体験会。“ホンダ農女”が、『サ・ラ・ダ FF500』『プチな』『こまめ』を操り、キレのある片手ターン、わだち踏み、畝(うね)たてを披露。36枚の画像と動画で彼女たちのカッコいい姿を見ていこう。
この体験会で試せた機種は、モデルチェンジした「プチな」(6万8580円~)と「こまめ」(9万9144円~)、一部改良が加えられた自走式小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF500」(22万5720円)の3台。
畑では、ホンダ汎用パワープロダクツ営業部の若崎淳氏が、30坪クラスの車軸ローター式「プチな」、100坪クラスの「こまめ」、同じく100坪クラスのフロントロータリー式自走タイプ「サ・ラ・ダ FF500」の“デモ耕作”を披露。小柄な身体にもかかわらず、耕うん機をしっかりグリップし、一定のテンポで走らせ、歯のすすみ具合にあわせてクイックにターンして見せた。
同社耕うん機シリーズのベストセラーモデルである「こまめ」は、バイクを運転するようなスタイルで、車軸ローターの回転でグラつく動きを支えながら前へとすすめる。「前へ押すというより、グリップでマシンを浮かしてあげるという感覚ですすめてみて」と開発陣がアドバイス。
また、自走式の「サ・ラ・ダ FF500」は、グリップ部分のレバーを引き込むと、文字通り自分で前進するので、まっすぐすすませることに集中すればいい。開発陣は、「ターンは片手でもできる。真ん中に立たずに、わだちの上を歩くようにして、片手で操るとカッコいいかも」と笑った。左右にタイヤを持つ自走式耕うん機は、耕したラインが両輪の真ん中にできることから、そのラインを踏んでしまわないように、わだちの上を歩くというわけだ。
さらに開発陣は、こうした耕うん機を操る共通のポイントとして、「力まないで、腰までグリップを引き寄せて、マシンの動きに合わせるように手を添える感じですすめるとうまくいく」とも教えてくれた。
若崎氏は、自走式「サ・ラ・ダ FF500」の速度調整レバー(ギア)を切り替えながら直進、デフロックを解除し、前部のローターを浮かせて、さらりとターンする姿を見せてくれた。