出光興産は、同社初となる商用水素ステーション「成田水素ステーション」の営業を成田空港敷地内で3月15日より開始する。
同社は、経済産業省等の実証・研究事業の一環として、2011年2月より成田空港敷地内にて実証・研究用水素ステーションを運用。主に空港と都心の間を走行する燃料電池自動車(FCV)への水素供給を通して、水素利用・供給インフラ技術開発等を実施してきた。
同社では、経済産業省の「燃料電池自動車用水素供給設備設置補助事業」補助金の交付決定を受け、2015年9月より商用化に向けた供給設備の新設工事を開始。今回、成田水素ステーションが完工し、営業を開始する。同社では今後、ステーションの運用を通じて、事業・技術面の検証と知見の蓄積を進めるとともに、FCVの普及と水素社会の実現に貢献していく。
当初販売価格(税別)は1100円/kg。