【ハーレー ファットボーイS 試乗】1.8リットルエンジンならではの強烈な加速…青木タカオ

モーターサイクル 新型車
1801cc空冷Vツインエンジンを搭載するファットボーイS
  • 1801cc空冷Vツインエンジンを搭載するファットボーイS
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1990年にデビューして以来、ロングセラーモデルとなっている『ファットボーイ』。2016年モデルでは、排気量1801ccの上級バージョン『ファットボーイS』が発売された。

ディッシュホイールやワイドフェンダー、太いインチバーやリヤタイヤなど、その装備はファットボーイならではのもの。車体はブラックアウトされたダークカスタム仕様で、前後サスがローダウンされ、ロー&ロングの精悍なフォルムが際立っている。

跨ってみると、相変わらず足つき性が良い。シート高はわずか670mm、乗り手の体格を選ばない。

Sシリーズならではの油圧クラッチを繋ぐと、空冷Vツインは低速から力強い。ローギヤを使うのは発進時のみで、すぐにシフトをポンポン上げていきたくなる。街乗りを流すだけなら2000rpmほどで充分。さすがは1.8リットルエンジン、なんとトルクフルなことか。

高速道路に上がって、クルマの流れにのってみると、まだまだいくらでも行けるといった感じ。標準のファットボーイは16年式から排気量を1689ccに拡大しているが、それ以上に楽チン。トップギヤ6速、わずか2200rpmほどで100km/hをキープしてしまう。

エンジンを引っ張り上げる必要などないが、アクセルをワイドオープンすれば猛然と加速するから面白い。レブリミッターに当たるところまでジワジワと速度を上げていくが、ウインドプロテクションが何もないのでカラダがキツイ。Sシリーズの特典であるオートクルーズコントロールをセットし、ノンビリ走るのがいい。

■5つ星評価
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★
コンフォート:★★★
足着き:★★★★★
オススメ度:★★★★

青木タカオ|モーターサイクルジャーナリスト
バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。国内外のモーターサイクルカルチャーに精通しており、取材経験はアメリカやヨーロッパはもちろん、アフリカや東南アジアにまで及ぶ。自らのMXレース活動や豊富な海外ツーリングで得たノウハウをもとに、独自の視点でオートバイを解説している。現在多くのバイク専門誌、一般誌、WEB媒体で活動中。

《青木タカオ》

モーターサイクルジャーナリスト 青木タカオ

バイク専門誌編集部員を経て、二輪ジャーナリストに転身。多くの専門誌への試乗インプレッション寄稿で得た経験をもとにした独自の視点とともに、ビギナーの目線に絶えず立ち返ってわかりやすく解説。休日にバイクを楽しむ等身大のライダーそのものの感覚が幅広く支持され、現在多数のバイク専門誌、一般総合誌、WEBメディアで執筆中。バイク関連著書もある。

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