【光岡 ビュート ゴールドプレミアム】「成金的」ではない黄金の表現

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光岡ビュートゴールドプレミアム
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光岡は『ビュート』の限定車『ビュートゴールドプレミアム』を15台限定で発売した。この限定車のキーワードはその名の通り“黄金”であるという。

そう話すのは、光岡自動車開発課課長の青木孝憲氏だ。「成金主義ではない、心の豊かさや上品さを“黄金”というキーワードで表現した」とコメント。

その特徴は、「単純に黄金イコール金色で表現してしまうと成金的なネガティブな印象になりがちだ。そこで、刺すようなまぶしさよりも暖かく包みこまれるような、柔らかい色味であるゴールドパールをボディカラーとして採用した」という。

このカラーは通常のパールホワイトとは違い、原色にゴールド系の塗料を一回塗り、その上から同じようなゴールド系のパール光輝材を添加。更にその上からクリアコートすることで表現。青木氏はその仕上がりについて、「真正面から見ると少し黄色味が強く見え、少し太陽に当てながら見ると青味が出てくるという、温かみと爽快感を合わせ持ち、深くて穏やかな表情を見せている」と話す。そして、「本来可愛らしいイメージのビュートだが、この色によって気高くミステリアスな印象になった」と述べる。

内装は優しい色味のアイボリーを使用し、外装とリンクさせている。また、シートの座面の一部や、ドアの取っ手、ヘッドレストなど人間の手が触れる箇所にスエード調の合皮を使うことによって、「直感的に心地よさを感じられるようにした」。更に、リアウインドウにプライバシーガラス等を使わずレースカーテンを備えるなど、「このような上品な装備もビュートに合う特徴だ」と青木氏。

そして、「装飾過多なものとはひと味違う、静かなる黄金ということでこのクルマを発表する」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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