【VW ゴルフトゥーラン 新型】先代の魅力をさらに増し、ミニバン市場に攻勢

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VW ゴルフトゥーラン
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フォルクスワーゲングループジャパンは、フルモデルチェンジしたコンパクトミニバンの『ゴルフトゥーラン』を日本市場に投入した。

VWは欧州を代表するフルラインナップメーカーで、ミニバンについては、「未だに根強い人気のある伝説のVWバス、『タイプ2』から、実に70年近くに渡る長い歴史がある」と振り返るのは同社マーケティング本部プロダクト・マーケティング課の山谷浩之氏だ。近年では90年代後半に、乗用車ライクなミニバン、『シャラン』を投入。2004年にはゴルフトゥーランでコンパクトミニバン市場に進出した。

そして新型ゴルフトゥーランについて山谷氏は、「最新の技術とデザインで完全に生まれ変わった」と述べ、「従来の魅力である高い安全性と快適な室内空間。さらに優れた走行性能と経済性、それぞれの両立をさらに高めた、まさに最良のコンパクトミニバンといえるだろう」と完成度に自信を見せる。

また山谷氏は日本のミニバン市場を、「年間約80万台と大きな市場を形成している」と評価。そして、「その市場の60%以上が、ゴルフトゥーランが属するAセグメントと、一回り大きなシャランが属するBセグメントで、様々な制約から一家に1台で何でもこなせるクルマが求められる日本で高い市場を占めている」と分析。その結果、「近年では国産メーカーのモデル拡充に加え、輸入車の他メーカーからも積極的に新規参入するなど、ミニバン市場は今後も大きな市場であり続けるだろう」と予測する。

この市場環境の中でゴルフトゥーランは、「運転しやすいボディサイズ、シンプルでクリーンなデザイン、パワフルでスポーティな走り、そしてドイツ車らしい安全性が高く評価され、累計販売台数約4万台という人気モデルとなった」とコメント。

そして、「コンパクトミニバンのゴルフトゥーランと、大型ミニバンのシャランを合わせた販売シェアは輸入ミニバンの約半分を占めるなど、VWは輸入ミニバンの代名詞となっている」とし、「新型ゴルフトゥーランは、この巨大な日本のミニバン市場でもより多くのユーザーに積極的に選んでもらえる魅力にあふれたモデルであると自負している」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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