【ジュネーブモーターショー16】フェラーリ FF、「GTC4ルッソ」に進化…V12は690馬力

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フェラーリ GTC4ルッソ
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イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは2月8日、『GTC4ルッソ』の概要を明らかにした。実車は3月、スイスで開催されるジュネーブモーターショー16で初公開される。

GTC4ルッソは2011年春、ジュネーブモーターショー11で発表された『FF』(フェラーリ・フォー)の大幅改良モデル。デビューから5年を経て行われた大幅改良を機に、車名をGTC4ルッソに改めた。

外観は、フロントバンパー、グリル、ヘッドライトを変更して、表情を一新。リアは、テールランプやルーフスポイラー、ディフューザーが新しい。フェラーリによると、エアロダイナミクス性能を大きく引き上げているという。また、フロントフェンダーのエアインテークは、名車『330GTC』をモチーフにした。

インテリアも大幅に変更。フェラーリが「デュアル・コクピット」と呼ぶダッシュボードは、新設計。コンパクトなステアリングホイール、10.25インチのタッチスクリーン採用の最新ナビ&インフォテインメントシステムを装備する。

排気量6262ccの直噴V型12気筒ガソリン自然吸気エンジンは、再チューン。最大出力は660psから690psへ30ps向上。最大トルクも69.6kgmから71.1kgmへ、1.5kgm高められた。最大トルクの80%は、1750rpmから引き出される。

4WDシステムの「4RM」は、「4RM Evo」に進化。この4RM Evoと第4世代のスリップサイドコントロールシステムは、今回初めて、リアホイールステアリングと連携。フェラーリによると、濡れた路面や低ミュー路、雪道などで、強大なトルクを制御しやすくなったという。

強化されたエンジンと進化した4WDを得たGTC4ルッソは、0-100km/h加速3.4秒と、従来の3.7秒から0.3秒短縮。最高速は従来通り、335km/hと優れた性能を実現している。

《森脇稔》

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