2016年の全日本ロードレース選手権の年間暫定エントリーリストが8日、MFJ公式サイトで発表され、今季参戦予定のチーム・ライダーらが一斉に明らかとなった。
最高峰JSB1000クラスは昨年前人未到の4連覇を成し遂げた中須賀克行が今年もゼッケン1番をつけYAMAHA FACTORY RACING TEAMから参戦。ジュニアチームにあたる「YAMALUBE RACING TEAM」は野佐根航汰(7番)と藤田拓哉(15番)がエントリーしている。
スズキ勢は津田拓哉(12番ヨシムラ・スズキ・シェル・アドバンス)、今野由寛(32番MotoMap SUPPLY)、加賀山就臣(71番TeamKAGAYAMA)らが参戦。カワサキもワークスチームであるTEAM GREENは柳川明と渡辺一樹が引き続きエントリーしている。
昨年と比べて変更があるのはホンダ勢。高橋巧(634番MuSASHi RT HARC PRO)と秋吉耕佑(090番au & テルル・Kohara RT)は変わらない。名門F.C.C. TSR Hondaはエースだったジョシュ・フックに代わり、昨年最終戦でもTSRから出走した渡辺一馬がゼッケン49番で年間エントリー。フックは昨年の日本GPからロードレース世界選手権Moto2クラスにスポット参戦しており、今年は本格的に同クラスに挑戦する可能性がありそうだ。また昨年のJ-GP2チャンピオンである高橋裕紀が今年はMORIWAKI RACINGとともにJSB1000に挑戦する。
これらを含め、JSB1000の年間エントリーは24台。このまま7月末に行われる鈴鹿8時間耐久ロードレースの主要参戦メンバーにもなってくるため、彼らの走りから目が離せない。
王者が抜けたJ-GP2クラスには23台がエントリー。ST600は23台、J-GP3は17台が年間エントリーをしている。
注目2016シーズンは4月9・10日に筑波サーキットで開幕。JSB1000のみ4月23・24日の鈴鹿サーキットがシリーズ第1戦となる。