伊豆大島へ向かうジェット船、クジラと衝突

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6日8時50分頃、伊豆大島へ向かう東海汽船の運航する高速ジェット船「セブンアイランド友」が、クジラと思われる海洋生物と衝突した。

現場は東京・伊豆大島の北西13キロの沖合。乗客・乗員74人が乗船していたが、衝突によるけが人はなかった。船は8時に静岡県熱海港を出発、同伊東港を経由し、東京都伊豆大島へ9時5分到着予定で向かう途中だった。

同社海務グループによると「衝撃で船首に多少の浸水があり、エンジンが再始動できない状態」にあった。この間に船酔いを訴えた乗客7人が、海上保安庁下田海上保安部の巡視船に乗り換えて静岡県伊東市の伊東港に先行した。

また、同社がタグボートを手配。残りの乗客と乗員を乗せて同じく伊東港にえい航されている。同日16時に到着する予定だ。

高速ジェット船は、ジェットエンジンで海水を吸い上げて船尾から噴射し、水中翼で船体を持ち上げて高速で進む。友を含む同社の4隻のセブンアイランドは、自動姿勢制御装置を搭載して船体の姿勢を制御し、翼を海中に沈めて航行することで高い安定性とハイスピードを両立させている。時速80キロのスピードで、約90メートルで停船、自動車並みの制動能力がある。現場はクジラなどの海洋生物が多いため、時速約65キロに減速して航行する海域だった。

今後の航行について同社は「『友』による運航を予定した便について影響がある」としている。
《中島みなみ》

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