日産自動車は、同社横浜工場に設置するコージェネレーションシステムの廃熱でつくった蒸気の、J-オイルミルズ横浜工場への供給を開始した。
日産自動車横浜工場は、東京ガス子会社のエネルギーアドバンスが工場内に設置したコージェネから電力と蒸気の供給を受けている。しかし、発電に伴う廃熱を回収してつくった蒸気を使いきれず、コージェネの効率的な運用が望めないという課題があった。
今回、日産自動車横浜工場に設置したコージェネの蒸気を、熱需要の大きいJ-オイルミルズへ供給。コージェネの効率を最大化するとともに、分散型エネルギーシステムを面的利用することで、約3%の省エネルギーと約6%のCO2排出量の削減を図る。
業種が異なり、かつ敷地も異なる企業の工場間において、蒸気を融通することでコージェネの効率を向上し、省エネとCO2削減を実現する取組みは、東京ガス管内では初めてとなる。