【日産 ノート 試乗】クルマと呼吸を合わせると走りも楽しめる…藤島知子

試乗記 国産車
日産 ノート
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日本の道路環境で取り回しやすいコンパクトカーに、低燃費走行を促す機能や狭い駐車場でも乗り降りしやすい開口部の広さ、居住性と積載性をバランスさせたパッケージングに定評がある日産『ノート』。『マーチ』と比べて、ひとクラス上の質感や先進性を求めるユーザーに向けて提案されたモデルだと随所から感じ取れる。

先ず、乗り込んで目にとまるのはインテリア。エアコンの操作パネルなどにピアノブラック調の艶やかな塗装を施しているほか、メーター内のイルミネーションはECOモードを選択して走っている時にブルーのランプがエコ走行の度合いに合わせて点灯。モダンなカラーを灯すことで、彩られる色彩がお洒落なので、エコドライブと楽しく向き合える。

運転席の身体の収まりは良く、ハンドルに自然に手が添えられることで、スムーズな運転操作が行える点には好感がもてる。

1.2リットルのエンジンに組み合わされるトランスミッションはCVT。アクセルペダルの踏み込みに対して、車速よりもエンジン回転ばかりが先行するような嫌な引っ張り感は感じにくい。1500回転あたりの低回転域からトルクを生み出すため、一旦車速を乗せてしまえば、あとは惰性で流せる感覚だ。ある程度クルマ側のリズムに合わせて走らせていく感覚は、アクセルペダルを踏んだ分だけクルマが前進するのとは違うが、クルマと呼吸を合わせて走っていくと結構楽しめる。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

藤島知子|モータージャーナリスト
幼い頃からのクルマ好きが高じて、2002年からワンメイクレースに挑戦。市販車からフォーミュラカーに至るまで、ジャンルを問わず、さまざまなレースに参加している。2007年にはマツダロードスターレースで女性初のクラス優勝を獲得した経験をもつ。現在はクルマの楽しさを多くの人に伝えようと、自動車専門誌、一般誌、TV、WEB媒体を通じて活動中。走り好きの目線と女性の目線の両方向から、カーライフ全般をサポートしている。COTYの選考基準は、クルマと共に過ごす日常において、気持ちを豊かにしてくれるクルマかどうかに焦点を当てる。

《藤島知子》

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