定山渓鉄道を語る催しを札幌市南区で開催…1月31日

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「むかしむかし定山渓鉄道が走っていたころのおはなし」の案内。
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藤野地域に図書館づくりをすすめる会は1月31日、「むかしむかし定山渓鉄道が走っていたころのおはなし」を藤野地区センター(札幌市南区)2階集会室で開催する。開催時間は13時から15時まで。

定山渓鉄道は、札幌の奥座敷と呼ばれている定山渓温泉への足として、1918年、白石~定山渓間が開業。1931年には北海道鉄道(現・千歳線)東札幌~苗穂間を電化し、苗穂までの乗入れを実現していた。太平洋戦争末期の1945年には資材供出のため白石~東札幌間が廃止。1957年には苗穂~東札幌間の電化設備が撤去されたが、代わりに気動車による札幌駅乗入れを実現していた。

しかし、その後は大きな収入源だった鉱石輸送が減少するとともに、札幌市営地下鉄南北線への敷地提供問題もあり、1969年に廃止されている。廃止から50年近くが経過した現在も同鉄道の遺構は散見されるものの、その記憶は徐々に風化しつつある。

この催しは、父親が定山渓駅の助役や車掌を務めていた山澤敬氏が、昭和30年代の定山渓鉄道をテーマに鉄道マン一家の暮らしぶりや人々の生活、車窓からの風景などを語るもので、今回で7回目を迎える。

参加費用は200円。会場へは札幌駅前から定山渓方面行きのじょうてつバスに乗り、「十五島公園」停留場で下車。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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