2015年の新車販売が、前年比5.7%増の1747万0499台となり、6年連続で前年実績を上回った米国。車名別の上位10モデルが明らかになり、フォードモーターのフォード『Fシリーズ』が、34年連続で首位となった。
このランキングは、各社の発表したデータを元に作成したもの。米国では乗用車とライトトラック(ピックアップトラック/SUV/ミニバン)という2つのカテゴリーがあるが、その両カテゴリーを合わせて、ベスト10を集計した。
2015年の米国新車販売の上位10車は以下の通り。()内は対前年比
1:フォードFシリーズ 78万0354台(3.5%増)
2:シボレー・シルバラード60万0544台(24.7%増)
3:ラム・ピックアップ 45万1116台(2.6%増)
4:トヨタ・カムリ 42万9355台(0.2%増)
5:トヨタ・カローラ 36万3332台(7%増)
6:ホンダ・アコード 35万5557台(8.4%減)
7:ホンダCR-V 34 万5647台(3.2%増)
8:ホンダ・シビック 33万5384台(3%増)
9:日産アルティマ 33万3398台(7%減)
10:トヨタRAV4 31 万5412台(17.8%増)
フォードモーターの大型ピックアップトラック、フォードFシリーズが34年連続で第1位。ピックアップトラック部門では、39年連続でナンバーワンという強さを発揮した。同車は「F-150」「F-250」「F-350」など多彩なバリエーションを誇るだけに、ナンバーワンは当然の結果ともいえる。それでも、2位のGMのシボレー『シルバラード』に、およそ18万台の差をつけての首位は、まさに貫禄。
乗用車で最も販売台数が多かったのは、4位のトヨタ『カムリ』で、順位は2014年と同じ。前年比は2014年の4.9%増から、2015年は0.2%増と鈍化した。
一方、カムリと並ぶホンダのベストセラー乗用車、『アコード』は2014年の5位から、2015年はトヨタ『カローラ』に抜かれて6位に後退。前年比は2014年の5.9%増から、2015年は8.4%減とマイナスに転じた。
また、米国市場でのSUV販売好調を受けて、2014年8位のホンダ『CR-V』が、2015年は7位に浮上。同様に、2014年10位のフォードの中型セダン、『フュージョン』に代わって、2015年はトヨタ『RAV4』がベスト10内に入っている。