フランスの自動車大手、シトロエンは1月12日、2015年の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数(ノックダウン生産分を含む)は、116万0941台。前年比は2%減と、2年ぶりに前年実績を割り込んだ。
市場別では、信用不安を抜け出した欧州が復調。2015年は、前年比3%増の73万1141台を売り上げた。『C4ピカソ』が11万3000台、『C4カクタス』が8万2000台、入門コンパクトカーの『C1』が6万台を販売する。
欧州以外では、中国が後退。2015年は30万2198台にとどまり、前年比6%減と、2年ぶりに前年実績を下回った。主力の『Cエリーゼ』が、およそ9万台を販売。SUVの『C3-XR』も、6万7000台と目標を上回った。
中東とアフリカは2015年、前年比16.1%増の6万1500台を販売。トルコは前年比43%増、イスラエルは79%増、チュニジアは29%増と伸びた。Cエリーゼの販売が好調。
シトロエンブランドのリンダ・ジャクソンCEOは、「南米とユーラシア大陸の困難な状況にも関わらず、シトロエンは2015年、目標に沿った結果を残した」と述べている。