リサイクル炭素繊維を用いた熱硬化性CFRPの強度向上、産総研が製造プロセス開発

自動車 ビジネス 企業動向

産業技術総合研究所は1月19日、リサイクル炭素繊維を用いた熱硬化性CFRP(炭素繊維強化熱硬化性樹脂複合材料)の強度を向上させる製造プロセスを開発したと発表した。

愛知県では、科学技術交流財団に委託して、大学などの研究シーズを企業の製品化につなげる産学行政連携の共同研究開発プロジェクト「知の拠点あいち 重点研究プロジェクト」を実施している。今回の製造プロセス開発は、その重点研究プロジェクト「低環境負荷型次世代ナノ・マイクロ加工技術の開発プロジェクト」において実現したものだ。

CFRPは、航空機や自動車などの分野で、金属よりも軽い構造材料として注目を集めており、リサイクルに向けた研究開発も活発に行われている。しかし、リサイクル炭素繊維は新品よりも強度が低下するという課題があり、熱硬化性CFRPにもそれは当てはまる。

今回開発したプロセスでは、熱硬化性CFRP製造時の樹脂を硬化させる加熱工程において、従来のオーブンではなくマイクロ波を使用。従来法よりも樹脂と炭素繊維の密着性が上がり、熱硬化性CFRPの強度を向上させることができたという。

今回の開発によって、リサイクル炭素繊維を用いた熱硬化性CFRPの性能向上と製造コスト低減に期待がかかる。
《纐纈敏也@DAYS》

編集部おすすめのニュース

特集

おすすめの商品

自動車 ビジネス アクセスランキング

  1. 燃費達成率ランキング、データ問題で揺れるスズキの スイフト がトップ…e燃費調べ

    燃費達成率ランキング、データ問題で揺れるスズキの スイフト がトップ…e燃費調べ

  2. ホンダ、アコードPHV の生産を終了…国内累計登録わずか238台

    ホンダ、アコードPHV の生産を終了…国内累計登録わずか238台

  3. 【人とくるまのテクノロジー16】運転支援「次の一手」、開発中の技術を紹介…マツダ

    【人とくるまのテクノロジー16】運転支援「次の一手」、開発中の技術を紹介…マツダ

  4. マツダ、SKYACTIV-Dの燃焼室構造が全国発明表彰 恩賜発明賞を受賞

  5. 【人とくるまのテクノロジー16】 クラリティ の大小水素タンク2本が丸見え、 MIRAI との違い…ホンダ

  6. 「不便」の声受けて売店施設公募...バスタ新宿

  7. 日産ミスフェアレディに新人8名…総勢21名の2016年度新体制発表

  8. 【人とくるまのテクノロジー16】未体験の視点、透明なクルマに乗って触って…ZF

  9. 日本の自動車メーカーの米国雇用、過去最高の46万人…2015年

  10. 【人とくるまのテクノロジー16】現行 リーフ の倍、60kWhバッテリーを参考出品…日産

アクセスランキングをもっと見る