最新の自動車技術を一堂に集めたアジア最大規模の展示会「オートモーティブワールド2016」が1月13日、東京ビッグサイトで開幕した。
オートモーティブワールド2016は国際カーエレクトロニクス技術展、EV・HV駆動システム技術展、クルマの軽量化技術展、コネクティッド・カーEXPO、自動車部品加工EXPOの5つの展示テーマで構成される。
回を重ねるごとに出展者やテーマも増えており、今回は完成車メーカーやティア1サプライヤーを始めとする国内外から781社が出展。前回から141社増えて過去最高となる。一方、設計・開発工程の仮想化の急拡大を受けて設計・開発ソリューションゾーンを特別展示ゾーンに新設した。
オートモーティブワールドはこうした最新技術の展示だけでなく、実際の商談の場としても活用されているほか、完成車や半導体メーカーなどの第一人者や技術者らによるセミナーの開催も特徴となっている。このうちセミナーではクルマの軽量化をテーマにしたものを新たに設けたのを始め、自動運転や燃料電池車、コネクティッド・カー、セキュリティなど全100講演を予定。すでに満席となっているテーマも多くあるという。
会期初日の開場前に特設会場で行われたテープカットでは、主催者を代表してリードエグジビションジャパンの石積忠夫社長があいさつし、「オートモーティブワールドは2009年に第1回を開催して以来、毎年、毎年規模を拡大している。ご来場者の皆様には是非真剣に製品を比較して導入して頂きたい。また出展者の方々には積極的に売り込んで頂きたい。それによって自動車業界が活性化され、発展が加速されるものと信じている」と述べた。
テープカットには、完成車メーカーを始め自動車部品メーカー、さらに半導体メーカーのトップや役員らが参列した。オートモーティブワールド2016は1月15日までの3日間にわたり開催される。技術セミナーも連日、各種の講演が予定されている。